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JIS K 0102ふっ素分析がイオンクロマトで!?

平成20年2月15日
環境省の報道発表資料に以下のような記事があった。
『公共用水域水質環境基準、地下水環境基準、土壌環境基準及び排水基準等に係る告示の一部改正案に対する意見の募集(パブリックコメント)について』

改正概要(案)はこちら

以下引用―――――――――

1.背景・経緯
公共用水域水質環境基準測定方法等に引用している日本工業規格(JIS)K0102(工場排水試験方法)は、平成20年3月20日付けで改正が予定されており、国際規格であるISOとの整合を図るため、新たな試験方法が導入される予定です。
 この改正を受け、環境省では同規格の改正内容のうち、公定分析法への導入が適当であるものを公定分析法に適用するための告示改正を検討しています。
 なお、今回検討している改正の内容は、これまで適用されていた分析法が使用できなくなるものではありません。
2.改正の内容
①ふっ素
懸濁物質及びイオンクロマトグラフ法で妨害となる物質が共存する試料について、水蒸気蒸留による前処理を実施することにより、イオンクロマトグラフ法を適用可能とする。
②ほう素
告示の表現の修正であり、公定分析法に係る実質的な変更なし。
③砒(ひ)素
これまでの測定方法に加え、JIS K0102に新たに採用されるICP質量分析法も使用できることとする。
④セレン
これまでの測定方法に加え、JIS K0102に新たに採用されるICP質量分析法も使用できることとする。

~略~

引用終わり―――――――――

公共用水域の水質環境基準測定方法などに引用されている工場排水試験方法のJIS K 0102が、国際規格ISOに足並みをそろえるために、分析方法を追加するというものである。
改正内容①ふっ素分析では、水蒸気蒸留による前処理後に、イオンクロマト分析と記載されている。
現時点のフッ素化合物の分析方法は、2つ。
①ランタンアリザリンコンプレキソン吸光光度法(水蒸気蒸留後に発色・定量)
②イオン電極法
分析方法が追加になることは歓迎ですね。けれども、実際、水蒸気蒸留後にフッ素イオンをイオンクロマトで分析なんて、できるのでしょうか?

ずいぶん昔のこと、水蒸気蒸留後にイオンクロマト(溶離液はリン酸緩衝液)で分析してみようかと思っているのですが。と他の分析技術者に相談したことがあります。
しかし、その方の答えはこうでした。「あ~それね、やってみたことあるけど、有機酸や塩化物イオン、硫酸イオンなどの夾雑物のピークがあまりにも多くて、フッ素のピークがわかりにくかった。またウォーターギャップとの分離も難しいよ」というものでした。
結果は、出来る検体もあるだろうけど、排水などの汚い分析では、ほとんどの検体が無理そうだということでした。
そのようなことを聞き、実際自分で試みたわけではありませんが、そのときは断念しました。

時は経ち、水蒸気蒸留後のフッ素イオンクロマト分析とは、今は可能なのでしょうか?
分析機器をはじめ、溶離液、カラムなどの技術進歩で、分離・定量が可能になってきている面はあろうかと思います。
出来る検体はあると思いますが、どの程度可能になってきているのでしょうか。
ちょっと、まだ腑に落ちないところがあるのですが・・・。

一度、イオンクロマト担当者に、アメ玉もってお願いしてみようっと。
結果でたら、パブリックコメントに応募してみようかな。
といっても、3月15日までか。
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コメント

イオンクロマト!

こんばんは。
私も先日、この記事を知りました。

いまICもやっておりまして、ごく普通にフッ素も分析しています。
公定法ではありませんが、工程管理に十分役立っています。

私としては今回のパブリックコメントで、「いよいよIC解禁か~」という想いなんですよ(笑)。

(蒸留なしだと、フッ素錯体の違いにより測定できるものとできないものがあるようです)

カラム、溶離液の選択次第で、広範囲の試料に対応できると思います。
ちなみに今流している溶離液は炭酸系です。

パブコメ早く見てみたい

コメントありがとうございます。

そうでしたか。
パブリックコメントを早くみたい~。

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プロフィール

Water

Author:Water
Waterといいます。
環境測定、主に水質調査分析に携わってました。
2008年の春、不景気の荒波に飲み込まれ会社が倒産。
一度は業界から去ろうと考えたものの、転職、奮起再起し、現在は燃料電池の部材分析・評価に携わってます。
将来、国境を越えた技術コンサルタントを目指してます。
まずは、技術士(環境部門-環境測定)を目指して、古今奮闘中!!

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