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ワールドレコード更新(フッ素分析)

最近、明けても暮れても毎日フッ素分析を行っている。
ほとんどが、工場・事業場の放流水や処理工程水なので、汚い水ばかりである。定量下限値は、0.1mg/L。
分析方法は、ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法。(長く言いにくい名前ですよね~)
手順は、
①蒸発皿で乾固
②水蒸気蒸留(電気加熱式装置を利用)
③発色
④測定・定量
ってな感じで。

今回、私がいままで行ったフッ素分析の中で、最高濃度の分析結果を更新しました。

なんと、フッ素濃度、13000mg/L!!

1.3%じゃないかい!
おそらく、工業の処理工程で、製品(部品)をフッ酸処理している水と推測する。
フッ酸原液に近く、ガラスをも溶かすレベル。
こんなん素手で触ったら、えらいことになっていたかも。
また、他の試料へのコンタミにかなり気を付けた。

とまぁ、こんな水の分析しました。
間違っても、放流水ではありませんよ。
ある意味、こんな高濃度のフッ素分析を経験することも珍しいかな。

今回は、事前に「高濃度フッ素の可能性あり」と聞いていたので、事前の対処が施せたのであるが、以前、別の担当者のときには、事前連絡もなく、この濃度を上回る処理工程水の分析をしたことがあった。
そのときは恐ろしかった。ケルダールフラスコの内側が、溶けてしまった。
蒸留途中で異変に気付き、蒸留ストップ。
おそらくこのときもフッ酸原液に近い水であったのだろう。

今回はそのような事態までにはならなかったが、非常に気を使う分析でした。

<追伸>
フッ素分析において、私が行っている事前濃度チェック操作
①過去データの活用。(事業場名と用途など)
②仮発色を実施し、概略濃度を調べる方法。(蒸留せずにそのままの水をpH調整だけして、発色してみる方法のこと)
③フッ素のパックテストの利用
などなど

怪しい試料は、必ず概略濃度を調べるのである。
当たり前のレベルだけど、これ基本だわな。
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コメント

No title

私は、ランタンアリザリンコンプレキソンの操作をしたことがありません。計量士の受験勉強のとき初めてこの言葉を知ったくらい。笑。
それにしても、ケルダールフラスコが溶ける、ってのは恐ろしいな。これからも気をつけて分析してちょーだい。

フッ素分析の体系化を目指して

お気遣い、ありがとうございます。
先日の高濃度フッ素分析の関連で、また今後も分析依頼が続いてありそうです。
いろいろな面において、気をつけて行います。
低濃度から高濃度までのフッ素分析のスピード化&体系化を目指して(笑)

No title

water様
先日はお言葉ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。

ワールドレコードですか!
確かに1.3%は高濃度を飛び越えた脅威レベルですね!
アリザリン色素は紫を超えると黒色になるんですか?

フッ酸そのままの蒸留なんて危険です。
十分注意なさってくださいね。

私も以前フッ酸の消石灰中和をしていて、ガラス温度計を差したまま攪拌して溶かしたことがあります。
 やせ細った挙句、赤色アルコールが浮かんでました。

恐るべしフッ酸

コメントありがとうございます。

今回は、あらかじめ概略濃度を調べたので、希釈してから蒸留しました。
高濃度フッ素の場合、アリザリン色素は、黒色に近い濃青色になりますね。
黒色といえば、シアンの発色も高濃度の際、ほとんど黒色に近い濃青色になります。また機会あれば、シアンの高濃度分析についてもご披露しますね。今回のフッ素濃度に負けずとも劣らない濃度のシアン分析でした。

>私も以前フッ酸の消石灰中和をしていて、ガラス温度計を差したまま攪拌して溶かしたことがあります。
 やせ細った挙句、赤色アルコールが浮かんでました。
>フッ酸恐るべしですね。
今回、この水の分析項目には、フッ素以外に浮遊粒子状物質(SS)の依頼もありました。
フッ素分析を行う前に、SS担当者から、SSのろ紙が溶けました、と聞いて、見せてもらってました。
ろ紙は、見るも無残にちぢんでました。
フッ素分析する前のありがたい情報の一つでした。

いったいこの分析の目的はなんなんだろう?
けれども詳細は明かしてくれません。

とにかく、お互い気を付けましょう。

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プロフィール

Water

Author:Water
Waterといいます。
環境測定、主に水質調査分析に携わってました。
2008年の春、不景気の荒波に飲み込まれ会社が倒産。
一度は業界から去ろうと考えたものの、転職、奮起再起し、現在は燃料電池の部材分析・評価に携わってます。
将来、国境を越えた技術コンサルタントを目指してます。
まずは、技術士(環境部門-環境測定)を目指して、古今奮闘中!!

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