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石油備蓄(その2)

前回のつづき

さて、石油の備蓄をどこにどのように、されているのでしょうか?

全国10箇所、いろいろな地域に小分けして備蓄されています。
備蓄の方法には、地中や地上にタンクを設置して保管する方式、洋上にタンクを設置して保管する方式、地下岩盤タンク方式などがあります。
詳細こちらJOGMECサイトより

そしてこの地下岩盤タンク方式(水封式地下備蓄)こそが、水の性質をうまく利用した備蓄方式なのです。

地下岩盤タンク方式(水封式地下備蓄)
地下岩盤タンク方式


この地下岩盤タンク方式(水封式地下備蓄)とは、地下水面下の岩盤内に空洞を掘って、空洞内に原油を貯蔵するもので、空洞を取り巻く自然または人工の地下水圧を利用して、原油の流出を封じるものです。
早い話、地下水は常に空洞内部へしみ出てきますが、水と油は混じり合わないという性質から、しみ出た地下水はタンク底部に溜まり、原油は水の上に浮いた形で貯蔵されます。底部に溜まった地下水はポンプで汲み上げることによって一定に保たれます。
この「地下岩盤タンク方式(水封式地下備蓄)」という方式は、鉄板などの内張をせずに素掘りのまま使用できるという、まさに自然を巧みに利用したシステムといえます。

採用している備蓄基地は、全国で3箇所。
久慈地下石油備蓄基地(岩手県久慈市)備蓄容量175万キロリットル
菊間国家石油備蓄基地(愛媛県今治市)備蓄容量150万キロリットル
串木野国家石油備蓄基地(鹿児島県いちき串木野市) 備蓄容量175万キロリットル
詳細こちら日本地下石油備蓄株式会社サイトより

水と油の関係をうまく利用した方法ですね。
地震や火災などの安全性にも優れているそうです。
すばらしい!

今回は、水の性質をうまく利用した、石油備蓄のお話でした。

参考サイト
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
日本地下石油備蓄株式会社
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石油備蓄(その1)

さて、今日は石油備蓄のお話しです。
日本はご存知のとおり、石油輸入大国です。
日本のエネルギーは、まだまだ石油依存度が非常に高く、半分ほどが石油に頼っています。

1次エネルギー供給構成(%) 2004年現在
\1次エネルギー供給構成


この石油の輸入が閉ざされると、パニックになることも容易に想像が出来ますよね。
そういえば、私が小さい頃に第2次オイルショックがあり、家の押入れにトイレットペーパーがビッシリ積み上げられていた記憶があるな~。

また、エネルギーの自給率は、約4%ほどであります。(原子力を入れても16%ほど)
エネルギー需給の概要はこちら

日本は、そのような事態に備えて、ある程度の石油の備蓄を確保しています。
ざっと集めると、180日分くらい備蓄されているようです。
こちら参考サイト

ただ、この石油の備蓄をどこにどのようにして、備蓄されているかご存知でしょうか。

実は、水の性質をうまく利用して備蓄しているのです。

その方法とは、・・・

つづきは、次回お話したいと思います。

超臨界水

先日、時間の都合上、青技懇で発表しきれなかった、超臨界水の話題を取り上げます。

ただし、このブログでは、超~簡単にご紹介するということにとめておきます。
詳細は、専門のサイトにお任せするということにして。
簡単に理解したい方、時間のない方には、もってこいかなと思います。

<超臨界水とは>
「温度と圧力がそれぞれ臨界温度(374℃)、臨界圧力(22.1Mpaまたは218気圧)を上回る状態にある水」
超臨界水_水の三態図


<超臨界水の性質>
「気体と液体の中間的な物性値を示します」

超臨界水_性質表


言いかえると、「密度の高い水蒸気」、「気体と液体の両方の性質をあわせ持った二刀流のような流体」とでも言えましょうか。

<超臨界水の特徴>
最大の特徴は、「反応溶媒としての効果が大きい」ということでしょう。
つまり、わずかな圧力・温度の変化で連続的に流体の所物性を制御することができる、ということであります。

①水の比誘電率ε (温度/圧力)
わずかな温度・圧力の変化により、水の比誘電率を変えることができる。
超臨界水の比誘電率は15以下。よって、油などの有機溶媒をよく溶かします。
参考サイトこちら
http://www.chem.utsunomiya-u.ac.jp/Jpn_Dept_HP/maku/explanation_scw.htm

②水のイオン積 Kw=[H+][OH-]
高温高圧下では、水のイオン積の値が大幅に増大するので、水素イオン濃度(pH)が下がる。
つまり、酸触媒としての効果がある。
参考サイトこちら コベルコ
http://www.kobelco.co.jp/p108/p14j/sfe04.htm

などなどです。
早い話、さまざまな反応系への利用が考えられる、ということです。

例えば、
有害物質を分解する廃棄物処理技術として
廃プラスチックの分解・再利用としてリサイクル技術として
有機合成の溶媒として
超臨界水を用いた原子炉として
身近なものとしては、コーヒーの生豆からカフェインを除いたカフェインレスコーヒー(デカフェ)などにも利用されています。

それぞれの分野での課題もまだあるようですが、期待分野の超臨界水であります。

その他の参考サイト
文部科学省

プロフィール

Water

Author:Water
Waterといいます。
環境測定、主に水質調査分析に携わってました。
2008年の春、不景気の荒波に飲み込まれ会社が倒産。
一度は業界から去ろうと考えたものの、転職、奮起再起し、現在は燃料電池の部材分析・評価に携わってます。
将来、国境を越えた技術コンサルタントを目指してます。
まずは、技術士(環境部門-環境測定)を目指して、古今奮闘中!!

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